7月参院選へ向けて

菅直人新総理が誕生した現在、我々国民が次の参院選に向け、絶対に忘れてはいけないのが小沢、鳩山による脱税、並びに政治資金規正法違反、その秘書達による汚職の数々、そしてあの総選挙で約束をした全ての公約を破り、国民を裏切った民主党マニフェストに対する責任回避、これら様々な問題を残し、何ら解決もしないまま、恰も(あたか)クリーンな民主党の復活などと言う、馬鹿げた茶番に皆様は又騙されても良いのでしょうか。

日本国民の生命と財産を、最前線で守ることの出来うる代議士を選ぶための投票が選挙であり、その大事な一票は、マスコミがテレビで騒ぐ唯の人気商売ではなく、これからの日本の将来に関わる大切な一票と言うことを真剣に考えて頂きたいのであります。8月の総選挙に於いては、この不況の世の中に託けて(かこつ)、唯口先だけの間接買収と言えるばらまき選挙によって民主党は勝利しましたが、その実態は偽りの政策や嘘の公約で固められた詐欺選挙であり、何一つ守るはずもない、財源などは、どこにも余裕や無駄を省く余地も資金も結局は出ずに、1年も経たずに日本の国債は32兆円以上も増え、国民の暮らしは苦しくなるばかりなのであります。

反自民党のマスコミは、未だに民主党を擁護し、自民潰しのすっぱ抜きや、民主寄りの番組編集、政治関連番組のコメンテータには左傾の人材を常に中心に偏向報道をしておりますが、これら民主党政権とマスメディアの戦略に国民の皆様が再び騙されるような結果になれば、衆参両院を勝ち取った民主党の愚行(ぐこう)に歯止めは効かず、様々な問題や日本の国体、また世界との関係、特に日米安保にまでその余波は響いてしまう恐れがあるのであります。

そして、一番の脅威は、民主党がアメリカと手を切り、多額のキックバックや日本国内の独裁政治を叶えうる中国と手を組む恐れがある政権であると言うことであります。未だに民主党影の支配者であり、前幹事長の小沢一郎による中国への600人の訪中、そして個人不動産物件への中国要人招待の数々、これら中国支配下へ向けてのこの朝貢は、日米の関係を破壊し、民主主義から共産主義への転換と言える最も危険な思想であり、国民の皆様にはこの現実を真剣に捉え、又共産主義国家とはどれだけ人間性に欠けた野蛮で自由のない国家であるのかを深く御理解して頂きたいのであります。

かつて、自民党政権時に農水大臣の松岡氏が、汚職問題をメディアに追及され自殺まで追い込まれたのにも関わらず、当時の野党である民主党は、死んだからと言ってその責任は絶対に許されはしないと、平気で死人に鞭を打つべく攻めていた当事者の鳩山由紀夫と小沢一郎が、現在総理と幹事長を降りたからといって完全に責任を取ったと、果たして民主党議員の誰が言えるのでしょうか。本日、我々が強く皆様に訴えたいのは、政治家たるものは、法に触れる触れないではなく、その人本人の政治家としての資質が問われなければいけないのであります。

例え法に触れなかったにしろ、国民の信頼を裏切るような嫌疑を掛けられたならば、身を以て政治生命を絶ち、その責任を取り、部下にも自分にも厳しく、常に国民の代表であるという自覚を持つことが政治家に求められる資質というものであり、今回の『陸山会』の犯罪では小沢一郎は検察に圧力を掛け、数々の犯罪を免責されてきた実態を、このまま法で裁かれないからと言って放っておいて良い訳がないのであります。

そして、その下で黙認していた菅直人に責任はないのか、総理大臣という最高の立場に相応しい(ふさわ)人間であるのか、そして我々日本国家国民の生命と財産を全て託せる人間と認めることが出来るのでしょうか。国民の信頼を尽く裏切った、前回のマニュフェストの精査も責任も一切取らずに、又今回参院選用に新たに作成した調子の良いマニュフェストを皆様がどこまで信じれるのでしょうか。相撲協会をクリーンにすることよりも、国政を担う政権政党の政治家の資質、そしてクリーンな政治を実現するためにも、皆様には今一度参院選への意識改革をして頂きたいと切に願う次第であります。

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